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原田ミドーのたまゆらブログ
樹齢55年の庭の桜の大木を切ることに成った。
2年前から花を点け無くなり先端から枯れて行った。もう目を覚ますこともないか。
切ることに成ってよくよく木の回りを見てみると根元から新たな幹が出ていてそれが大きくなっている。
コレはっ〜?本体が古くなって枯れ始めたので根を司る根元から新たな方向性を選んだのだろう。凄い技だ。
桜と梅を切ったり切らなかったりをどちらも馬鹿だと人はことわざに載せて伝えたが僕も馬鹿なのだ。
江別に小さなワイナリーを作ろうと奮闘していたのでワイナリーと言うかぶどう棚の整備にこの桜枯木を切り倒してスッキリさせたいとの思いもある。
昨年専門家に観てもらって市販のぶどうの苗からほったらかし農法で先祖返りしたそのぶどうが山ぶどうに変化している事を教わり、この住宅街で山ぶどうワイナリーが出来るかもしれない。と。
さて、金属製の単管での棚を分解撤去を始めて桜を切って、木製の棚に変えて行く作業も時間を見つけて進めようと。なんせワイナリーを作るのだから大変だ。
僕が想像するワイナリーはカラスに食べられるワイナリーでそのカラスが食べなかった残りを少しだけ頂くと言う僕らの分前ワイナリーだ。
今日の気温は11度。
一ヶ月前、2ヶ月前、3ヶ月前は雪と寒さでゲンナリしていたわけだが今はそんな事も忘れるほど過ごしやすく成った。
渡り達もそろそろ北へ向うだろう。渡りな〜これらは凄いわ。
沢山に見えるけど大体がペアーに成ってる。
どちらがオスでどちらがメスか分からないが何しろ互いに寄り添い合って飛んだり泥かいたり警戒し合ったりしている。
人も互いに尊重し合って争わず蹴散らさず微笑み合って過ごせますように。と自分に言い聞かせている。
渡り鳥達を見よっ!!と言いたい。
たまに鳥インフルも有るにはあるが、それとて運動不足の過保護飼いの鳥達がかかる現象だろうと。
野生の渡り鳥達がアチコチでバタバタ死んでいたなんて聞いたことがない。
渡り鳥達は強いのだ。真っ白い鳥も泥だらけになって夢中で泥の中の餌を食べている。頭が泥でよごれてる。
しかし、ねぐらの池や沼で頭を洗って翌朝はまた真っ白な鳥に成っている。
渡り鳥達の飛ぶ姿を見たことが無かったが仕事場が渡り鳥のルート上に有るので仕方なく渡り鳥の飛行を下からみあげている。
本当に仕方なく。
別にそれが見たくてその場を求めたわけではなく、冬と春に渡り鳥達が通過するのを始めて見て驚いたのだ。
多分街を越えて行ったな。と。
多分国境を越えて行ったな。と。
多分海峡を越えて行ったな。と。
彼らは多分見ていると思う。春先に仕事に有りつけたな?!薪ストーブは燃えてるな?!トラック変えたな?!とか。
鉄ゴミまだ捨ててないな?!とかも。
彼らは見ている。